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2011/7/9

子供を守る会

放射能の心配なお母さんを中心に集まった会に参加した。赤ん坊もいたけど、4歳から6歳くらいの子供もお母さんにくっついて来てた。久しぶりに小さな子供を持ってる親達と接点を持った。

子供が、会が始まる前から、終わりまで、会議机の周りを走り回り、お菓子食べながら、とにかくやりたい放題。唖然とする。話してる人の声が聞こえない。これが普通?最近叱らない親が増えたとは聞いていたけど、現実を目の当りにして、言葉をなくす。放射能も心配だけど、子供のしつけが心配だって真剣に思った。

家の近所で、子供を毎日怒ってる母親がいて、その声が窓から入ってくる。しつけではなく、ただ怒ってる。言葉の暴力。それもまだ相手は言葉もろくに話せない幼児。怒り続ける親と叱らない親。どっちも、僕は違和感を感じる。

会の話は、子供がうるさくて、本当に聞きずらかったし、この町の古い体質を勉強した感じ。町の行政は難しいことばかりで、会が終わってガックリきた。この小さな町で何か変えようとすると、エネルギーを使っても何も変わらないんじゃないかと思った。だけど、声は出さなければならないのも事実。この町動かすこと考えるより、国を変えること考えた方が早いし確実かも知れないって思っちゃった。

一連の原発に対する政府のことを考えると、脱原発か原発を維持するかという曖昧な態度が問題になっていると思う。だから、やはり、原発の会は脱原発の名前で地道な署名運動をしていくことが大事なんじゃないか?って思った。一人一人に脱原発を訴えて、署名してもらうことって、自分を納得させることにもなると思う。1000万人の署名があれば叶うと思う。長崎広島に原爆が落ちて、アメリカやソ連が水爆実験を繰り返している中で日本のお母さん達が3000万人の署名を集めたっていう。3000万人だよ。この町の人口が17万人だから、1000万の署名集めようと思ったら、1万人以上の署名が必要なんだよ。それって大変なことだけど、やってみる価値はある。今度原発の会で話してみようかな?

それから、牛肉にも高い濃度のセシウムが出たし、福島の乳牛を北海道に連れて行ったらしいから、牛乳もかなりやばいと思う。もう、日本中、内部被爆は避けられないところ。この辺の野菜も測定していないが、かなり高い値が出ると思う。作ってる人は、何事もなかったように、作物作って、出荷している。測定してほしいと言うと、何を言う?という顔をされるという。食べてる本人もどの程度の線量なのか?知りたいだろうに、それを一カ所でやると、白い目で見られる。測定すれば、売れなくなるし、土地の値段も低くなる。こんな、福島から250キロも離れた土地なのに、人々は、ぎくしゃくしている。ぎくしゃくしないためにも、何もなかったようにしていることを決め込んだんだなって思う。今は耳を傾けない方が得だと思ってる人もいるし、それどころじゃないよ、自分にはやることがあるって思ってるアーティストもいるだろう。それでも、同じ汚染されてる空気を吸う。

あとは、作る人や売る人の誇りだと思う。誇りでは、メシが食べられない。でも、放射能も食べられない。だったら、誇りをとる。それってどうなんだろ?それから、牛にそれだけ高い濃度のセシウムが出たってことは、人間も同じレベルで汚染されているってこと。人間の誇りで、この放射能を乗り越えるしかないのかもね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 


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