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2011/11/16 ネコマチッタ物語 いよいよ本格的に人形も創り始めた。20年前に遡るシーンもあるので、30代と50代を創る。これだけでは、表現は難しいかも知れない。声、ライティング、演出が必要だろうな。 事務局に頼んでた、HPもだんだんと出来てきたみたいだ。もうちょっとで出来上がる。 協賛金も最初必要な額は達成した。ありがたいことだ。今まで、僕のことや、僕の作品を応援してきてくれた人達が、また今度もこういう形で応援してくれたことに、感謝。それに、今回は僕だけじゃなく、他のスタッフも同じように集めてくれているから心強い。 当初、新聞社や、企業に手紙を書いて,お願いしてみようと思い、事務局から何通か出してみた。しかし、全く反応はなかった。そう簡単には行かないとは、思っていたが、やっぱりって感じ。今までに、自分達の事を知ってる人や、応援してくれている人だから、お金を出してくれるんだと思う。ただチラシを渡したりホームページ立ち上げても、何も反応はないと思う。今までの付き合いとか、作品とかを通して、この映画に託してくれるんだと思う。 25年以上前のことを思い出した。友達と新しい猫の製品を開発した。「猫とびら」って商品。実用新案までとって、350万円もかけてその製品をつくった。全部その友達がお金を出してくれた。その思いに報いようと思ったし、気の済むまでやってみようって思った。東京中のデパートにあるペットショップに営業して回った。その当時ヒゲとロンゲで肩まで髪があって後ろで縛っていて、お店の人は最初「えっ?」って顔するけど、殆どの店が置いてくれたり、買ってくれた。しかし、あまり売れはしなかった。だけど、自分の中で、やれることはやったって思いがあった。そして、この営業が終わったら,初個展やるって決心した。友達に申し訳ないって謝った。「これは、苦しい時にお前に世話になったから、その時のお礼だよ。それに一生懸命やってたの見てたしね.個展頑張ってね」って言われた。涙が出た。あれから、25年以上経って、個展でそのデパートに行く時がある。そして、屋上に上がって休憩してると、あっ!ココ来たな〜って思い出す。必死になってやったことって、いい思い出になるんだなって思う。 今のように、ネットなんか何もないから、歩いて営業して、相手の顔を見て話すと、みんな未知の国からやってきた物売りみたいに思うのか、話聞いてくれて、いろんな所、紹介してくれたり、スゴい親切にしてくれた。貧乏そうで、可哀想だって思ってくれたんじゃないかな?とも思う。それは、今もあんまり変わらないけどね。なんか、そういうことすっかり忘れてたなって、思った。 人と人が出会うことって、大切な事だなって、つくづく思う。 今日も常連のお客さんから電話があった。「まだ間に合うかしら〜協賛金?うっかりしてたわ」「まだまだ間に合いますよ〜来年の3月頃までは大丈夫ですよ」そんなやり取りが、嬉しい。この手前にこの猫とびら作って売ってたことも、このことに繋がってることなんだろうな。
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