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2011/6/2
猫町原始力

ふたたび、ウォルナットの出番だ。この猫町原始力を短編アニメーションで創ることになった。原作を僕が書いた。この続きも書いてある。出来ればシリーズで創っていきたいと思っている。今回は、人形アニメーションの製作のプロ達との共作。「A LIVE」が出来たことで、坂東監督に新しい扉が開けてもらったって、最初の完成披露パーティーで挨拶したけど、本当にそうなった。でも、金銭的にも、気持ち的にも、もう次を創ることは、考えていなかった。結構落ち込んでいたのも事実。友達や昔からのファンの人は、落ち込んでいたのが、すごいよくわかったって言ってた。それが、もう一度って思ったのは、「このまま終わりたくない!」ってことが一番強かった。そして、前から、僕のウッドールを見ていて、いつか映画を撮りたいって、思っていた人がいたこと。そして、今回の原発があって、本当に今自分が出来ることをやろう!って思ったこと。いろんなことが、重なりあって、この「猫町原始力」を創りたいと思った。まあ〜相変わらず、予算0円スタートだけど、協賛金を集めてホントにいい映画にしたいって思ってる。出来たら、短編映画のコンペにも出せる作品にしたいな。


《あらすじ》
もうすぐ星祭りが始まるある日のこと、郵便配達の仕事を手伝っている、ウォルナットが手にした手紙は、「白棺島・ブラックエボニー様」という宛先のもの。 その昔、シシャモ岬の先の小さな島に、スーパーニャントリウム発電所がありました。安全神話の基、電気を大量に消費して、贅沢な暮らしを夢みて、建てられた発電所でした。猫達は、便利な生活に慣れていくと共に、本当に大切な事を段々と見失っていきました。猫町は眠らない町になり、猫達の気持ちも段々とすさんでいきました。そんな猫町の変わっていく姿を見るにつけ、町長ブラックエボニーとその妻ゼブラは嘆き、スーパーニャントリウム発電所を建てたことを後悔しました。そんな矢先、大地震がやってきました。発電所が緊急停止します。そして、ブラックエボニーは猫町の猫達を集めて発電所の停止を宣言します。しかし、スーパーニャントリウム発電は、停止しても、長い間、管理しないと、毒素が漏れ出すのです。毒素を封じ込めるために白い建物で覆われ、発電所は誰となく白棺島と呼ぶようになりました。そして、一人白棺島に留まり、発電所を見守ると決意したブラックエボニー・・・それから、月日が立つにつれ、白棺島の名前すらも忘れさられていきました。その後、猫町は、再生可能な自然エネルギーを町の随所に取り入れながら、またもとの楽しい猫町に戻ること
ができたのです。はたして、ウォルナットは、ブラックエボニーに手紙を渡すことができるのでしょうか?

 



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