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2003/9/4
恩師

中学の友達が奈良に住むT先生に連絡をしてくれて、わざわざ名古屋の高島屋に来てくれました。僕は学校の先生と、うまくいったことがなく、恩師と呼べる人はこの人一人かも知れません。このT先生は、新卒で僕が通う中学の数学の先生になり、僕が入っていた卓球部の顧問でした。何かと姉のように相談にのってくれ、高校になってからも、結婚した先生の自宅まで押しかけていました。旦那さんもとてもいい人でした。高校に入ってまもなく、東京に家出をしようとしたことがありました。僕は家出の前日このT先生に家出の計画を打ち明けていて、心配になった彼女は、「行かせたらいかん!」と思ったらしく、地元の駅で早朝から僕を捕まえようとずっと待っていたそうです。(それは初耳でした)結局、僕は情けないことに、自宅を出る時にお袋に見つかり、計画はおじゃんになってしまいました。(前の日の夜にやったこともない祖母への肩もみが、不信感を持たせたらしいです。)まあそんなこんなで、話は昔話で盛り上がりましたが、32年ぶりに会うT先生は全然変わっていませんでした。そして、「本当によくがんばったね」と言ってくれた一言が胸に染みて、とても嬉しかったです。「ありがとうネ。僕がんばるネ。」



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