子どもの頃のはなしTOP


2003/11/9
子供の頃のはなし

子供の頃よく駄菓子屋に行き「あてもん」と言われる「くじ」を買いました。「あてもん」に関してはいろいろなものがありました。中でも小さな紙片のくじを5円か10円で買い、薄っぺらい青っぽい紙をはがすと「何等」というのがでてくるものがありました。僕は何回もこのくじを買いましたが、一度も1等などの大物に当たったことがありませんでした。何日も小遣いをはたいて駄菓子屋に通うのですが、新品で始まったその「くじ」も、はずれのプラスチックの駒はどんどん少なくなっているのですが、1等の銀玉鉄砲は最後まで燦然と輝いていました。そして、気が付くと新しい「くじ」に変わっていたように思います。横町の友達も誰一人当たった話は聞いたことがありませんでした。僕達は駄菓子屋のおばちゃんに騙されていたのでしょうか?それとも最後まで夢を見させてもらっていたのでしょうか?



続き / 戻る