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2003/6/18
子供の頃のはなし

僕は子供の頃、自分に勇気がないことで悩んでいました。喧嘩の強い友達のご機嫌をとったり、授業中に答えが解っているのに、手があげられなっかたりする、自身のない子供でした。そんなある日、僕には、7つ年下の妹がいるのですが、その妹がまだ2つか3っつぐらいの頃、公園で遊んでいた時、他校の僕と同じぐらいの子供が妹をいじめているのを見ました。最初は勇気がなくて、何も言えなかったのですが、段々と怒りがこみあげてきて、僕のお腹の中から「やめろー」と大きな声が出てきました。その子供はその大きな声に驚き逃げていきました。いざとなれば、僕にも妹を守ることができるんだと、ちょっと嬉しくなりました。その妹も今では、学校の先生と二児の母親をこなす、しっかりもののおかみさんで、僕にはもう頭の上がらない存在なのですが、あの大きな声、どっから出たのかと、今でも不思議に思い出します。



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