子どもの頃のはなしTOP |
2003/4/5 子供の頃のはなし 僕にとって、路地は遊び場でもあり、絵を描く絶好のキャンバスでした。カケ石と僕たちが呼んでいたローセキは、1本5円で、舗装されている道路に絵を描くための必需品でした。それに、絵だけではなく、ボール遊びのための線を引いたりするのにも、欠かせないものでした。いつもポケットに小さくなったカケ石が入っていました。僕は、いつもそのカケ石で、大好きなチャンバラの絵を描いていたのを憶えています。1本5円のカケ石だけど、こぎたない細い路地だけど、僕達子供の大きな大きな夢のキャンバスでした。 |
続き | / | 戻る |