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2012/1/8 クランクイン 7日が、「ネコマチッタ物語・ゼブラさんの手紙」のクランクイン。1年近く,煮詰めてきた、原作、脚本、プロデュース、人形創り、協賛金集めなどの事務仕事が結集して、やっとアニメーションになっていく瞬間だ。 3秒間のコマで90枚の写真を撮り、その画像を繋げ合わせていく。カメラマン兼任照明の Iさんは,1枚の画像の照明を何度も何度も入念にチェックする。「どこにこだわっているのですか?」僕には、わからない。彼だけの世界がそこにある。演出のSさんも、ゼブラさんを彼女の中で膨らませている。これも、彼女しかわからないこだわりで、どうしても譲らない。時折、Iさんとぶつかるけど、それは、自分をお互い信じているからだ。 僕は、今までなら、口を挟むところだが、ココまで来ると、もう何も言えないし、何も言わなくていいと思った。その過程は充分やったという感じがある。ここまで来るのには充分話し合ったと思った。ゼブラも、ウォルナットもヘムロックもみんな、僕だけのものではなく、この映画のスタッフで,一人一人が、ベテランの俳優のような気がした。映画の撮影に現れる、やりにくい原作者でいいのかも知れない。画像は、この映画の最初にふさわしく、ゼブラさんが、ブラックエボニーに手紙を書くシーン。 1年前に「A Live」が出来、このアニメーションの扉が開いた。このステージを作ってくれたことに本当に感謝している。そして、ここからが、始まりだって思った。僕には、小さな夢がある。このアニメーションが何本か出来たら、作品と映画を車に積んで、子ども達のいる保育所や、小さな学校に、作品と映画を持って廻りたいと思っている。 そして、もう一つ。これは、出来てからにする。
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