2003/9/16
こんな人に会ったシリーズ
名古屋タカシマヤにはいろんな人が来てくれました。この人もその内の一人なのですが、最初は遠巻きにこちらをちらちら見ていました。（僕は失礼な話、てっきりホームレスのおじさんだと思っていました。）そして、急に「猫町の猫々」の本を持って店員さんの方に歩きだしました。本を買ってくれたのです。そして、買った本をエスカレーターの横の椅子に腰掛けて嬉しそうに読んでいました。（僕はまだ、「なけなしのお金で買ってくれてありがとう。ホームレスのおじさん」と思っていました。）そして、次の日も同じ服装でやって来ました。そして今度は、サチコの猫手ベルトを手にとって、これを付けてみたいという仕草を僕にするのです。僕は彼の腰に手を回しベルトを付けてあげました。つ〜んとかなりの臭いがしました。そのベルトが気にいったのか、嬉しそうな顔をしていました。それに、猫の小銭入れとポストカードを何枚かまた買おうとするのです。（僕は「大丈夫なのかな？」って思いました。）そして、空色のバッグを開けていろいろな封筒からお札を出しました。その時じっと見ていた店員さん曰く「かなりお持ちでしたよ。」だって。そして支払い終わると芳名帳に住所まで書いてくれました。住所があるのでホームレスのおじさんじゃないんだって思いました。それに、人はそれぞれだなって思いました。また来年も来てくださいね！
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