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2004/4/19
子供の頃のはなし

子供の頃、僕が住んでいた地方はメンコのことを「しょうや」と呼んでいました。丸いメンコなどは見たことがなく、四角いものばかりでした。ちなみにサチコの地方は「ペチャ」と言っていたそうです。「しょうや」の遊び方は相手と一対一の勝負もあるのですが、「あぶち」と呼んでいたメンコを山のように積んでやる勝負もあったことを思い出します。子供たちは、メンコの角をアスファルトで削ったりして、勝負に挑んでいました。あと、メンコの裏には、訳の分からない数字と宇宙船のような絵などと、ジャンケンの手がよく描かれていました。そんなメンコをお菓子のカンカンに入れていたり、輪ゴムで結わえたりしながら、たいていの子供は持っていました。しかし、メンコ人気も段々と下火になり駄菓子屋で置かれる位置も隅の方になっていきました。子供向けのテレビ番組が多くなり、メンコに描かれている絵や写真が古くさく見えるようになったせいかも知れません。



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