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2003/4/6
子供の頃のはなし

子供の頃、ロバのパン屋がたまにパンを売りに来ました。ロバのパン屋と言っても、馬車を引っ張っているのは、ロバではなく、馬でした。馬でも足の太い農耕馬だったような気がします。そしてパンと言っても、全部蒸しパンで、種類がないから、蒸しパンに色を付けていたような気がします。ただ馬車の上に乗ってパンが買えるのが嬉しくて、よく母にねだって買って貰いました。そしてロバのパン屋のおじさんは、蒸しパンを袋に入れたり、馬糞をかたづけたり、馬をひっぱったりと大変いそがしいのです。今考えると、ロバのパン屋は、かなり強烈なパン屋なのです。



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