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2003/2/3
子供の頃のはなし

子供の頃、犬のウンチなんかを踏んづける(図1)と「ふんじょうけ。ふんじょううけ。」とはやし立てられ「カギカッタ。」と言って図2のような指のかっこうをするのです。カギヲカッテないとタッチされてその子が『ふんじょうけ』になってしまうのです。ウンチを踏んづけていやな思いをしている上に『ふんじょうけ』とはやし立てられ更に村八分のように阻害されてしまうことに対して僕は非常に不信感を持っていました。そしてある時ふと気づいたことがありました。この道で昔、旅人が野ぐそをして(図3)その上に立っているかも知れないのだから、みんな『ふんじょうけ』じゃないか!そう思うと何千年何万年も前からこの場所で人はウンチをしてきているのだ!とどんどん頭の中でふくらんでいきました。そして僕自身がこうして宇宙の中の地球に立っている(図4)ことさえも不思議に思えてきたのです。その飛躍の仕方が今考えるとすごいのだけど・・・。何だか『ふんじょうけ』って言われてはやし立てられることが幼稚に思えてきたのもこの頃だったような気がします。



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