ダイアリーTOP


2003/12/6
プロパガンダ

外交官のお葬式をテレビニュースで見ました。小泉首相や外務大臣が涙ながらに弔辞をよみます。何の罪もない人が殺されるのは悲しいことです。このニュースを見ている人達は、危うくもらい泣きしそうになります。しかし、この二人の外交官の人には本当にお気の毒ですが、この閣僚達の涙は愚かな日本政府の使命で戦場に丸腰で立たされ、防弾チョッキも付けないで、日の丸を背負わせてしまった自戒の念なのでしょうか?それとも、ここで泣けば、日本国民の世論を見方に付けて、すんなり自衛隊をイラクに送り込めるとでも思ったのでしょうか?ニュースは街頭に出て若者にインタビューします。「自衛隊はイラクに行くべきだ!テロは許さない!」まんまとこの二人の外交官の死をプロパガンダの材料にされてしまったようです・・・。最後に井ノ上書記官の身重な奥さんが映し出されます。気丈に前を見つめる姿は「私の愛する夫を政治の駆け引きに使わないで欲しい!この生まれて来る子供に平和な世界を!」と訴えているように思えました。



続き / 戻る