2013/1/3

謹賀新年

まあ〜昨年はいろいろあった。ネコマチッタ物語が出来て、いろんな人と出会って、とにかく忙しい毎日だった。そして、福島にも行った。やはりそれは絵空事じゃなく、本当に厳しい現実がそこにあると思った。僕に出来る事なんか、ホントにちっぽけなことだし、それがホントにいいことなのか？ってことだってちゃんとは、わかってないこともある。

この保守本流というか、無関心なこの田舎町で、悪戦苦闘しながら未来プロジェクトのメンバーで２回も映画祭やって、自分では、凄いことやってきたってどこか勘違いしてたような気がした。選挙結果もこんなことになるなんて思いもよらなかった。どこかで、甘く思っていたんだな〜って今になってわかった。

あんたのやってることなんか、何もならない。東北の人は、今更何やろうっていうの？って思ってる。あんたは、アーティストなんかじゃないよ！って言われた。悔しかったけど、どこかで認めざるをえないというか、反論できない自分がいた。いろんな所で、映画の上映会に呼ばれ、話をしても、何もならないんじゃないか？って思った。原発反対！って叫んで、叫ぶのに、今までの倍以上もエネルギーを使った気がした。

今年は５日からまた上映会が始まる。それでも、また奮い立って、話をすることになるのだろう。僕達は、誰もが同じ方向を向けないんだってよくわかった。あえて、そこに期待するのはやめると自分に誓った。もう自分の好きなことだけやる。好きなものだけ創る。そう決めた。